放送大学に入学して卒業するまでに必要な学費はいくらなのでしょう。
このページでは放送大学の卒業までに必要なトータルの学費のこと、その他お金に関することをまとめて紹介します。
放送大学の学費
放送大学で卒業までに必要な学費は大きく分けて2つで、入学金と授業料のみです。学籍管理費用や同窓会費用などは一切必要ありません。
授業は放送授業・面接授業・オンライン授業の3タイプですが、全て1単位あたり5500円で同じです(面接授業は別途テキスト代が必要になる場合があります)。
入学金 | 全科履修生:24000円 |
放送授業料 | 2単位:11000円(テキスト代含む) |
面接授業料(スクーリング) | 1単位:5500円(テキスト代別) |
オンライン授業料 | 1単位:5500円 2単位:11000円(テキストなし) |
※入学金は学ぶスタイルで異なります。選科履修生は1年間9000円、科目履修生は半年間7000円
放送大学の学費の特徴
放送大学の学費に関する特徴は、
- 費用は入学金と授業料のみ(学籍管理費などは不要)
- 放送大学は3つの授業形態がありますがいずれも1単位5500円
- 履修登録した科目に応じて授業料が発生する単位従量制
卒業までに必要な学費
以上から計算はとてもシンプルです。
1年次から入学し、他の学校などからの単位認定などがない場合で計算します。
入学料:24000円
授業料:1単位5500円×124単位=682000円
トータル:706000円 以上です。
放送大学学費
履修登録した科目数に対してのみ学費を支払う単位従量制なので、何年かかって卒業したとしても単位さえ落とさなければトータルの学費は706000円です。
※他の大学・短大や専門学校で修得した単位の認定を希望する場合は別途審査手数料10000円が必要になります。
支払方法
金融機関かコンビニでの現金支払いのみです。現時点カード支払い等には対応していません。
学割制度
学生証が発行され、大学へ通学する際の公共交通機関を利用した時にかかる費に対する学割等が適用されます。
その他、指定美術館利用時に特典、Microsoft Officeが学割価格(18480円)で購入できるなど。
また、勤労学生の所得控除なども受けることができます。
奨学金制度
奨学金制度があります。
全科履修生
全科履修生が対象の奨学金制度は他の大学同様、無利息の第1種と有利子の第2種があります。
独立行政法人 日本学生支援機構貸与奨学金
- 第1種 年1回8800円(無利子)
- 第2種 年1回20000-120000円から選択(有利子)
選科履修生
選科履修生を対象に公益財団法人北野生涯教育振興会奨学金を受けることができます。年額70000円(1回限り)で返還不要です。
学費免除はある?
被災者を対象にした学費免除制度があります。災害発生時にその都度募集されます。
また、特待生制度などはありませんが、優秀な学生には無利子で奨学金を受けることができます。
学費の支払い方法からみたおすすめな人
放送大学は、履修登録した科目数に対してのみ学費を支払う単位従量制が最大の特徴です。
このシステムが特に向いている人は、働きながら大学卒業を目指す人です。
働きながらだとそうしても仕事に山谷があります。
仕事の繁忙期などはいったん履修登録数を減らさないといけないなど履修登録数に増減があります。こんな時に単位従量制だと学費の負担を気にする必要がありませんのでとても助かります。
逆に新卒採用などを目指してアルバイトをしながら最短での卒業を目指す人にとってはこの制度が逆に甘えの原因になる可能性もあります。
しかし、学費負担の面からどうしても放送大学一択の人もいるかと思います。
そういった人は、自分を律してしっかり4年間で卒業するように努めれば当然問題はありません。