大学を卒業して就職先の幅を広げたい ・今働いているが転職やステップアップのために大卒の資格を取りたい・子育てが一段落した/定年退職したので学び直しをしたいなど放送大学への入学を考えている人の目的は様々でしょう。
ここでは放送大学と他の通信制大学と比較しながら放送大学の基本情報・特徴や入学の目的別の学び方について紹介していきます。
また、私自身の入学手続きの流れや実際に学んでわかった学習方法・単位取得の難易度などについては、放送大学で学んでいますで紹介していますのでこちらも参考にしてください。
目次
放送大学の基本情報
放送大学の基本情報を紹介しておきます。
基本データ
- 学部-教養学部 6つのコースで自然科学や情報系もあり
- 学生数-約87000人
- 学生の種類-全科履修生(大卒資格が取得できる)・選科科目履修生ほか
- 2・3年次編入-いずれもあり
- 入学時期-毎年4月と10月
- 入学金-全科履修生は-24000円
- 授業料-半期ごと履修登録した科目数×11000円(2単位)or5500円(1単位)
学生の種類
学生の種類は以下の3タイプがあります。
- 全科履修生-大学卒業を目指すコース
- 科目履修生・選科履修生- 好きな科目だけ履修するコース
- 集中科目履修生-図書館書士など資格要件を満たす科目だけ履修するコースで7-9月の間だけ在籍するコース
私は卒業を目指す全科履修生を選択しました。
学びのコース
放送大学は1学部1学科で学びのコースが6コース用意されています。
- 生活と福祉コース
- 心理と教育コース
- 社会と産業コース
- 人間と文化コース
- 情報コース
- 自然と環境コース
学習方法
学習方法は以下の3パターンが用意されています。
- 放送授業-テレビやラジオの放送を視聴しながら学習を進めます。インターネット回線ならいつでも視聴できます。
- 面接授業-各学習センターで授業を受けます
- メディア授業-インターネット回線を使って授業を受けます。数人で討議しながら進めるタイプもあります。
学費
学費は、入学料24000円・半期ごと履修登録した科目数×11000円(2単位)or5500円(1単位) 。
編入学の場合は、既修得単位認定審査等手数料10,000円が別途で必要です。
奨学金や学割
奨学金や学割を受けることも当然可能です。
学生の年齢層
学生の比率ですがざっくり年配の人・中年の人・若い人=2:4:4くらいの割合でしょうか。若い人が結構多いなと驚きました。心理や看護師の資格が取れるというのもあるのでしょうか、若い人は女性が多いです。
放送大学の特徴
放送大学の特徴について、他の通信制大学との比較で紹介します。
各都道府県に最低1つはあるキャンパス
放送大学は各都道府県に最低1つはキャンパス(学習センター)があります。
通信制大学のほとんどは大都市圏に集中していますので、単位認定試験やスクーリング(面接)授業を受けるたびに交通費が発生や宿泊費が発生してしまいますが、放送大学は各都道府県ごとに学習センターが設置されていて、授業や単位認定試験を受けることができますので出費や時間を節約できます。
当然、図書館も各都道府県の学習センターに併設されていますし、学習相談やサークル活動の拠点にもなっています。
履修登録した科目分だけ授業料を支払う
放送大学が他の多くの通信制大学と違うもう一つの特徴は、半期ごとに履修登録した科目数分だけ学費を支払う単位従量制であることです。
他のほとんどの通信制大学は、期の始まりに固定費として8万-10万円以上の学費を支払いますので、何科目履修登録しても年間の学費は同じです。全く履修登録しなくても支払った学費は返ってきません。
放送大学は、半期ごとに履修登録をして、履修登録をした科目ごとに授業料を支払いますので無駄がありません。
よって、4年間で卒業しようが、上限の10年間在籍しで卒業しようが単位さえ落とさなければかかる学費は706000円しかかかりません。
ちなみに、在籍上限の10年を超えたとしても再入学が可能で、履修済みの単位は全て持ち越せます。ただし、 入学金は再度必要になります。
一流の講師陣から学べる
この辺は私はよくわかりませんが各分野では有名な講師の方の授業が受けれるというのも放送大学の強みのようです。
地方の学習センターでの面接授業にとても有名な方が講師として来られることもよくあるようで、普段なかなかお会いできない有名講師の方の授業を地方で受講できるのも放送大学ならではのようです。