自己分析の重要性
就活を進めていく中で、自己分析が重要だとよく言われます。
自己分析の最大の目的は、
- 自分の長所をしっかり把握する⇒履歴書の中で自分を正しくアピールできる・面接で自分を正しくアピールできる・筋が通った回答が出来る
- 自分の特性を知ることで、より自分に適した職業に就くことが出来るようになる
ためだと思います。
その、自己分析の具体的な方法については、就活・転職サイトでも紹介されていますので、基本的な方法についてはそちらを参考にしていただきたいと思いますが、ここでは私なりに考えた取り組む際、最も重要だと思うことについて紹介したいと思います。
自己分析は面倒・必要性を感じない
自己分析が苦手な人は多いのではないでしょうか?私も苦手です。就活だけでなく社会に出た後も、昇給試験などで自己分析をする機会があります。
就活や昇級試験など自分をしっかりアピールする必要があるイベントと自己分析は切っても切れない関係にあります。
ところで、何故苦手なのでしょうか。先ず普段、自分のことを深く掘り下げて考えたりしませんから、いざ自己分析と言っても何から始めればいいかわからないですし、とても面倒な作業です。そしてなにより、自己分析をして、それが職探しや面接でどのように活かせるのかがイメージできないからでしょう。モチベーションが上がらないのです。
初めて就活をする時、何から始めますか?
就活サイトでよく紹介されている手順通り、自己分析⇒履歴書作成⇒業界・仕事研究⇒面接対応と進める人もいると思いますが、転職サイトに登録する流れでそのまま、エントリーシートを作成するところから始める人も多いと思います。いずれにしても、それぞれの作業を分割して行い、それぞれを単体で完結させてしまっているためにつながりがなく、その作業の有用性を今一つ実感できないのではないでしょうか?
自己分析は面接で聞かれている時をイメージして
先ずは、ざっくりと自己分析⇒履歴書・エントリーシート作成⇒企業研究⇒面接Q&A集作成と一連の作業を一度に進めてみます。
そして、それらを並べてみて、矛盾点がないか?Q&Aでつまずくところはないかチェックしながらそれぞれをセットで改善していきます。
そして、実際の面接で自分が面接官に質問されているシーンを想像してください。
面接官3人に対して自分が答えていきます。
『自己PRをお願いします。』・『あなたの長所・短所を教えてください。』そして、『なぜ中退したのですか?』
これらの質問の回答として、自分をしっかり伝えることが出来ますか?
殆どの人が自己分析をしたらそれで終了。二度と見ない人もいるかもしれませんが、自己分析を基に作成した履歴書⇒企業研究⇒それをもとにした面接での質問をセットで対比させながらすすめます。想定した質問に答えることができなかった時、自己分析までもどって改善⇒さらに深みのある面接での回答、という良いサイクルを回すことが出来るようになると思います。
今紹介したことは既知のことだとは思いますがとても重要なことだと思います。
最後に-大学中退した人こそ自己分析が重要
採用において多くの企業が重要視していることのひとつが、『粘り強く頑張れる人か?』です。しかし、大学中退者はこの部分で、後れを取ったところからスタートしなければなりません。面接の中で、中退したという事実のもと、相反する自分が粘り強い人間であるとアピールしないといけなくなるシーンもあるでしょう。
相手の不安を取り除き、一緒に働きたいと思ってもらうためにも、大学中退者こそ自己分析をしっかり行いましょう。自己分析を通して、自分が継続して頑張ってきたことや継続性についてアピールできることをどんな些細なことでもいいので拾い上げていきましょう。
例えば、
- 小学校から高校まで8年間同じ部活で頑張ってきた
- 同じバイトを2年間続けてきた
なんでもいいと思います。これらのことを履歴書の片隅にそっとのせておきましょう。
当然これだけでは不十分です。なぜ中退に至ったのかを深掘りし、面接で聞かれたときに相手が納得できる答えを用意しておかないといけません。
そして、今回の大学中退が自分の人生において、イレギュラーな出来事であったと相手に納得してもらえるようにしましょう。