中退のその後気になるあれこれ
Shiroutです。
大学を中退したらどうなる。色々気になることについて、実際の支援経験と統計データをもとにQ&A風にまとめてみました。
このページは適宜更新していきたいと思います。
中退したその後
中退したら人生おしまい?
おしまいの定義がよくわかりませんが、もし大学を卒業できなかったらおしまいになるのなら、就労者のうち半数近い中卒・高卒の人の人生もおしまいになります。就労者の半数がおしまいなら日本はおしまいになります。
大卒者と同等の就職先が見込めないのでおしまいというのであれば、若干当たっているところもあるかもしれません。確かに就職先の幅は狭まります。
特に、大手企業の総合職として入社するのはほぼ不可能です。
大手有名企業は人気があるため、募集人数が多くなりすぎると通常業務に支障をきたすため志願者数を絞る目的で、高卒の人などに比べ若干優秀な人の割合が高い大卒以上を条件としているところも多くあります。
しかし、キャリア採用の場合は、一転して間口を広げて(学歴不問など)募集する大手有名企業も結構あります。これは、応募の人数が少ないので間口を広げ、職務経歴やスキルを重視して採用しようとしているためです。
中退者も一度社会に出て経験を積み、スキルを磨けばその間口は大きく広がり大手企業に入ることも十分可能です。
ただ、大手有名企業に入ることが必ずしも幸せであるとは限りません。
中退したら学歴はどうなる
法的な定義があるのかわわかりませんが、高卒とか大学中退という位置付けになるようです。
修得済単位数が62単位を超えていれば短大卒として扱われることもあるようです。
中退後の進路は?
再度大学に入り直して卒業する人・専門学校に入る人・公務員を含む就職を目指す人など様々です。自営業をはじめる人もいるようです。
大学に再入学する場合、再受験して1年から始めるか、中退した大学で修得した単位数が62単位以上あれば3年次編入が31単位以上あれば2年次編入が可能です。いずれも編入試験を受けて入学することになります。通信制大学は書類選考のみがほとんどです。
中退者の就職先は?
会社規模でみると、中小企業から大企業まで様々です。初めての就職先は大卒者に比べて中小企業の比率が高くなりますが、スキルを磨けば一部の業種を除けば大企業に転職することは十分可能です。
不可能と思われる職種は、意外ですが専門性の低い文系職種が多いです。銀行や証券会社などでしょうか。特に学んできたことが仕事に生かせるわけではないので学歴重視になるのかもしれませんし、顧客に接する機会が多いため、話をしていく中で学歴を聞かれたとき大卒でないと信用されないとかもあるのかもしれませんね。
また、超有名企業でなければ就職は十分可能です。身近な人も、大学中退後、一部上場企業メーカーにエンジニアとして就職しました。ワークライフバランスは大手企業と同等かそれ以上の企業です。
また、中退した人ではありませんが、販売子会社から親会社である大手有名企業に入った人も知っています。
中退者の就職手段
新卒者と違う点は、大学の推薦が受けれない・教授などから企業の情報を得ることができない・新卒サイトからのエントリーができない・友達とタイムリーな情報共有ができないなどでしょうか。
中退者がメインで使う就職支援はハローワークや転職サイトになります。
最近は新卒者でもハローワークをはじめ公共の就職支援機関を使う人もいるようです。