別記事で大学中退者でも十分ワークライフバランスが優れた会社に就職することが可能なことを紹介しました。
その記事の中で紹介しましたおすすめな企業-BtoB企業について紹介したいと思います。
目次
BtoB企業はワークライフバランスが優れた会社が多い
BtoB企業(ビジネスtoビジネスの略)といっても色々ありますが、ここでは完成品メーカー(トヨタ自動車など)に部品を納めるいわゆるBtoBメーカーについ紹介します。
これらのBtoB企業ですが、財務状況(お金を持っている)も良好で待遇やワークライフバランスが優れたホワイト企業が多くあります。
しかし、これらの企業の取引先は企業なのでほとんどCMも流さない(CMを流しても費用対効果が低い)ため、一般の人にはほとんど馴染みがなく知名度が低いのです。
また、知っていても職場が郊外にある・ダサいユニフォームを着ないといけないなどから、文系の人が就職先にBtoB企業を検討することは少ないと思います。
有名企業に比べ競争率が低い
それ故に競争率も低く、有名企業に比べ比較的入りやすいと思います。但し、全てのBtoB企業が入りやすい訳ではありません。大手のBtoB企業は有名企業と同じく難関です。
しかし、中堅のBtoB企業の場合、労働環境はこれら大手企業と比べても遜色ないうえに比較的入りやすいところが多くあります。
狙い目は内燃機関関連の部品メーカーか
特に自動車の内燃機関関連の部品メーカーは大きなエネルギーシフトを予測してなのか、人の流動化が進んでいるような気がします。
今自動車業界では電動化の波が押し寄せています。電動化されることによって部品点数は大幅に減ることが予想されており、そうなると淘汰される可能性があるのが、従来のエンジン(内燃機関)に関連した部品を主に製造している部品メーカーです。
メディアなどの情報に踊らされやすい若者が、今在籍している会社の将来に不安を感じ転職するパターンが多くなっているのではないでしょうか?
それにより一時的に人手不足に陥っている中堅の部品メーカーが多いのではと推測しています。
内燃機関は当分なくならない
しかし、ある調査結果によると20年先も大した電動化は進まず、80-90%以上の自動車の動力源に内燃機関エンジンが残るのではといった報告もあります。
また、各部品メーカーも生き残りをかけて懸命に努力していますし、自分が入社した会社が淘汰されたとして、数年間社会人としての経験を積むことで異業種への転職の可能性も出てきます。
業界の人からしたら、『えっあの会社に人があまり応募しないの?』とビックリすることもあるようです。特に上場していない中堅メーカーなどはあまり人気がないようです。
しかし、何度も言いますがこれらの会社は財務状況が良く、待遇もすこぶる良好なホワイト企業が多数存在します。
ワークライフバランスが優れたBtoB企業は文系の人にもおすすめ
工学を学んできた人なら知っている人もいるかもしれませんが、文系の人には馴染みもなくBtoB企業への就職を希望する人は少ないでしょう。
確かに、メーカーの多くはある程度まとまった敷地が必要なことから、郊外にある自社工場の中に本社が併設されており、事務系の人も上着は作業ユニフォーム着用の会社が多いです。
文系の人がイメージしていた自分の働く姿とは程遠いかもしれません。
しかし、基本土日はしっかり休めるところが多いですし、給与もそこそこ貰うことが出来ます。また、ゴールデンウイークや夏季・年末の連休が長いのも特徴です。
これは、工場は稼働⇒停止⇒稼働を繰り返すだけでとてもコストがかかってしまうため、間に1-2日程度のウイークデーがあっても休みにしてしまうところが多いためです。
最近ではBtoB企業も少し注目を集めていますが、それでも文系の人でBtoB企業を本気で探す人はそう多くはいないと思いますので競争率も低いでしょう。
BtoB企業の文系職種
ところでBtoB企業の文系職種って何があるのでしょう。
総務人事のほか広報・商品企画やマーケティング・購買・物流・生産管理などたくさんあります。
メーカーは商品企画から開発・生産そして販売まで全て自社で行いますので、それに伴った文系職種も一通り揃っているのです。
優良BtoB企業をどうやって探すのか
BtoB企業に興味がわいてきたとして、どのようにして探せばいいのかわからないですよね。
探す方法をいくつか紹介します。
- 業界に詳しい人から直接聞く
- 各都道府県の行政機関のホームページで紹介されている地場企業紹介サイトで調べる
- 大手企業のホームページやWikiに掲載されている取引先一覧や関連企業をチェックする
- 就職四季報や企業の口コミサイトで調べる
- 新卒サイトを使って調べる
- 東海地方に絞って調べる
などです。
業界に詳しい人から直接聞く
もし知り合いにに詳しい人がいればその人に聞くのが最も効果的で効率的です。特に完成品メーカーに勤めている人で、設計や実験などの職場の人は直接BtoB企業の人と仕事をしていたり、設備の工事で入っている人の様子なども見ています。ネットにはのっていない裏事情などについても教えてもらえたりします。
各都道府県のホームページで紹介されている地場企業を紹介しているサイト
各都道府県ごとに地場企業の紹介サイトが開設されています。業種ごとに検索でき、地元の人でもあまり知らない優良企業が多数紹介されています。
大手企業のホームページやウィキペディア
大手企業のホームページの会社情報の中に関連企業が掲載されています。また、ウィキペディアにも関連企業や取引企業などの情報が掲載されています。そこに掲載されている企業の詳細を調べることができます。
就職四季報や企業の口コミサイト
当ブログで何度か紹介しています就職四季報は、メーカーごとや都道府県ごとに優良企業などが掲載されています。また、企業の口コミサイトも現在在職している・在職していたその会社の社員の生の声を知ることができます。
新卒サイトを使って調べる
キャリア採用を計画している企業しか掲載されていない転職サイトに比べて新卒者向けのサイト(リクナビ2021・マイナビ2021など年号がついているサイト)は掲載企業数が圧倒的に多いです。
今や大企業以外でも殆どの企業はこの新卒サイトに応募を掲載していますので集めることができる情報も当然多くなります。
企業検索は会員登録をしなくても使える機能ですからこれを使って地元のBtoB企業を探してみましょう。
探し方は、メーカーに片っ端からチェックを入れて希望する都道府県・職種を選べばヒットします。
ヒットした企業の会社概要(上場の有無・資本金・売上額・従業員数など)をみて興味がわけば、企業名を検索してWikiに掲載されているか・就職四季報総合版や中堅優良企業版に掲載されているか・口コミサイトの口コミ数などを調べるといいでしょう。
東海地方に絞って調べてみる
日本のモノつくりの集積地である東海地方に絞って調べてみるという方法もあります。東海地方といえばトヨタですがそれ以外にも多数の大手企業の本社があります。それに伴って大小さまざまな規模のBtoB企業が細かな輪切り状態で多数集積しています。
採用の応募資格はある程度企業規模に比例します。東海地方の企業規模は、細かな輪切り状態で分布していますので、自分にあった資格要件の企業も見つけやすくなると思います。
そしてなによりメーカー系で検索するとやはり東海地方の企業が多くヒットしますのでチャンスも多いと思います。これらの企業は全国に事業所を展開していますので、自分の住んでいる地方で勤務できる可能性もあります。