私は専門家でも何でもありませんが、2019年の就活状況を勝手に予測したいと思います。
2018年と状況は変わらず
2019年も2018年に引き続き日本企業の採用意欲は高いようです。
加えて、今は空前の転職バブルだそうです(これはリーマンショックの時に、不本意入社をした人が今動いているのも影響しているようです)。
とはいえ、有名企業の求人倍率は低く(2017年でさえ0.5倍程度)、好景気(?)の今といえども厳しい状況は変わりあませんが、日本は企業規模に関係なく給与水準やワークライフバランスが優れた会社は多くあります。むしろ一部上場の超有名企業でも、給与がビックリするほど安い・ブラック企業もたくさんあります。
それに比べると中堅の優良企業は景気状況の影響を大いに受けるところもあります。売り手市場の今は求人のハードルが下がっているところも多いと思います。
これは中途採用希望者にとっても追い風になると思われますので、しっかりと準備をして就活に臨めばワークライフバランスに優れた優良企業への就職は十分可能だと思います。
2019年注目ポイント
今、産業構造が大きく変わろうとしています。特に自動車業界では、人工知能による自動運転や電動化シフトなどとともに異業種間のボーダレス化も進んでいます(ダイソンが自動車業界に進出など)。
特に自動車業界では、電動化による部品構造の変化・部品点数の減少などで、自社の将来に不安を感じた特に若者が転職を進めているのではと感じています。
それにより一時的に人員不足が生じているために、採用要件のハードルを少し下げている優良企業もあるような気がします。自動車以外でも同じような企業もあると思いますので、これらの企業に絞って転職サイトでチェックするのもいいかもしれません。
景気は2020年がターニングポイント?
一般的には、東京オリンピックが開催される2020年までは今の状況に大きな変化はないといった見方もありますが、最近のオリンピックとその国の経済状況の推移をみると、開催の1年前には下降の傾向になる可能性も高いそうです。
一方で、2021年以降もインバウンドの維持などで、それほど景気が悪くなることはないのではとの意見もあります。
これらの経済状況は、企業の採用意欲にも大きく影響しますので、就職するか大学を中退するか迷っている人はこの辺の経済状況予測にも注目してほしいと思います。
但し、明日すら何があるかわかりません。就職を決めた場合は、早めの準備をして就活に臨むべきだと思います。
おすすめの就活時期は
新卒ではなく中途採用での応募をされる人は、1年のサイクルの中で就職を決めやすい時期とそうでない時期があることを知っておいてください。
一般的に求人が増える時期は、2~3月と8~9月が多いようです。2・3月採用に関しては、企業としてもできれば新卒採用者と一緒に受け入れたいと思っているためだと思います。教育などが一度で済みますからね。
ただ、私自身のおすすめの就活時期は夏以降から年末にかけてあたりでしょうか。
大手・中堅企業の採用活動が一段落し、中小企業の採用が本格化する時期です。追加採用を検討する大手・中堅企業などとあわせてチャレンジすれば選択肢は増えると思います。
特に優良中堅企業は売り手市場で思いのほか採用結果が思わしくなく、面接へのハードルを下げる企業も出てくる時期だと思われます。求人の質は、8~9月が最も高い可能性もあります。
また、この期間内でも、求人状況や求職者の状況は、刻一刻と変化すると思われます。
例えば、中堅企業の求人が出始める時期にずれがあり、数週間前に無かった求人がでるなどです。
以上から、一度ダメだったとしても常に職業安定所や転職サイトで情報をチェックしておけば、突然良い求人に出会える可能性もあります。
当然それ以外の時期でも求人があればチャレンジしてみてください。